TLP

ギャンブルッ!/鹿賀ミツル

諸事情あって、コミックス化されたところまでについて。
えーと、現在7巻まで刊行中。
7巻のラストは、マサルが小屋から逃れたところ。
つまりその後の、いくつかの試合は……試合は……。
まあ、子細は続きから。








もともと本誌で読む程度の興味だったんだが、まだコミックスになっていない部分で俄然アンテナにピコピコと(笑)。
しかしわたしより余程ちゃんとこの作品を好きな友人が、コミックス読みだったりするので、肝心なそのシーンについては触れられないという……。
この引っ掛かった勝負については、おなじく本誌読みの友人から「だったら何故ロシアンルーレットでは引っ掛からなかったよ!」と不思議がられたが、それは仕方がない。なぜならわたしの趣味が偏りすぎているからだ。いや、リボルバーで、弾丸の位置がわかるのはすごいことなんですね。そこを知らなかったもんで……。つか銃を扱うことを本職とする人たちの話に親しみすぎているせいですね、そんなものはわかって当然なんだと思っていた。だから出てきたリボルバーがS&Wってことには着目しても、沢尻や勝負相手のなんとかっつー……だれだっけ?のなにがすごいのかは、皆目わかっていなかったんだ。
名前は覚えてないけど、たしかロシア人だったよ。ロシア人が何故にアメリカメーカーの武器を愛銃にしているかに疑問を感じたんで。日本人だと諸外国の「メイドイン」って安全性や信頼性の基準くらいにしかしてないんだろうけど、南北や東西の軋轢はこういう些細なところでこだわりを生じさせてるから。じゃなかったら、某イギリスやフランスとか、100年以上も前の戦争でいまだにギスギスしてたりしないでしょ。まあでも、アメリカ映画でAK47が出てきたりエンタテインメントの面ではいろいろ呪縛も解かれているようだけどね。……アメリカだけかなこんなに鷹揚なのは。ああ、いやジェームズ・ボンドもアメリカ製だったりドイツ製だったりな銃を使ってたことがあるね。でもイギリスにとって、アメリカやドイツはそこまで忌避すべき相手でもなさそうに思う。

まあそれはともかく、そんな理由でロシアンルーレットの沢尻はスルーだったんだな。でもあの勝負のときの沢尻の表情はカッコよかったよね。読み返したときにも「おお、この沢尻イイじゃないですか」と思ったくらいだ。
もっとも読み返したきっかけも沢尻だからな。彼の勝負に「沢尻すげえ」と思って、「この兄ちゃんどんな役どころの人だっけ」という根本から作品を馬鹿にしているような感想を抱いたんだ。で、読み返しに行って、あまりの重要キャラだったことに逆に驚いた。そして、そんな凄腕ギャンブラーだったんかい、とも。いや実力あるのは記憶に残ってたけど、まさかの記憶喪失(笑)。前回の優勝者だったことはさっぱり忘れていたというね。だって連載始まって2年だよ? コミックス購入で著者に印税入れようってほどに入れ込んでたわけじゃないんだから、記憶抜け抜けでもしょうがないじゃないかー。



えーと、そう。
週刊少年サンデーで連載中の、賭け事を題材にしている漫画です。
主人公がギャンブルをまったく知らないせいで、毎勝負ごとにそのゲームのルールをきっちり説明してくれるため、初心者にも安心。そしてかじった程度のゲームに関しては、自分が普通に適用させていたルールが、ただのローカルルールだということを突きつけられて、ちょっとたそがれちゃう効果もあり。
かといって、ギャンブルシーンを事細かに描く実況漫画でもない。ちゃんと少年誌らしい正義も、それが主人公が子供であるが故の純粋さであることもちゃんと表現されてる。
マサルの理由が泣かせますよ。「お父さんのことを知りたいから」。あの別れ際の状況からして生きてるとも思えないんだが、なんたって「風神京本」ですからねマサルの父ちゃん。神という語が冠されてるオヤジなんで、なんとか生き延びていてほしいものだ。しかし偉大なる父、それを追う息子……って、なんかわたしマガジンでそんな側面も持つ作品にいまめっちゃ嵌ってんですけど。……もしや、父と息子ってのもツボなんだろうか、いやそんなはずわない。

ちょっといいなと思ったシーンは、ジャンがマサルを励ましたところ。「いつかきっといいことがあるから」なんて言ってたら陳腐そのものだったんだけど、おなじ意味の言葉を四則演算で吐いたところがとてつもなくジャンらしいなと。そしてそのやりとりをマサルがとても大切にしているところも、とてもいい。別に世の中のなにを信じなくてもいいと思うけど、1人こんな関係の友人を持てたら生き様としてはとても素晴らしいんじゃないかと思う。百億の富より、200年生きられる健康より、たった1人の心から信じられる友人。まあ、マサルとジャンの場合、友人関係どうのってより、あの励ましのシーンにしたって、だからどうってより「ジャンはそういうヤツだよ」って、単純にそういうことなんだろうけど。
ジャンがマサルのことを語るときには、いまでもライバル心が覗いてる。でもマサルがジャンのことを語るときには、あの邪気のない笑顔で嬉しそうなんだ。このギャップも読んでて楽しいかな。

マサルをすごいなと思ったのは、ロメオへの観察のシーン。「だってロメオがオッズを見たんだ」。それだけで見切りをつけたその判断力を冷徹に思った。勝負に関してはブレのない子だなと。そしてロシアンルーレットのときの棄権の理由、沢尻を止めた理由。全部1本筋が通ってて、主人公としてかわいいなと思う。つか迷いに迷う主人公も、作品や内容によってはアリだけどね。この作品は、このマサルだからこそ、この展開にいってるんだな、と。そしてその流れが気に入ってるので、沢尻というきっかけはあれど、読み返しに行ってしまったんだ。


ということで、勢いだけで感想文。
本来「次に出そう」と思ってた作品では決してない。だけど書きたかったからいいことにする。現在7巻まで刊行中なれど、9巻でわたしが読み返そうと思ったきっかけのシーンが載るんじゃないかと思うんで、その頃にヒマと気があれば沢尻についていろいろ書けたら……いいよね……。
未分類 | コメント:0 |
<<伏せた先から「櫻の園」。 | HOME | tour BOOTLEG3 in NAGOYA>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

| HOME |